脳幹出血【第５話】▶︎ 回復期病院への転院

脳幹出血発症後６週目。

ジローくんの意識は戻ったけど意識はまだうつろで

喉から酸素も入れていて寝返りもうてず体がほとんど動かない状態のまま

回復期病院に転院することに。

急性期病院の入院期間は２ヶ月以内と決まっているので

病院としては、やもうえない措置なのです。

やもうえないと言うものの次に行くところは ''回復期'' 病院！

名前からして回復する見込みがあるのだろうと安易にほのかな期待が。

主治医の脳外科の先生から丁寧なご説明があり

「回復病院の受け入れ先はこちらで探しました。

　移動は民間の介護タクシーを使っていただくことになります。

　実費で費用がかかりますが院内の担当者に手配させましょう」との事。

まぁここは私は未経験だし、よくわからないので

病院にお任せしましょうとすべてお任せをして迎えた転院の日。

お迎えのタクシーの運転手さんが病室にやってきた。

病室でゲホゲホとむせて痰を吸引をしながら

酸素を喉から入れてるジローくん。

それを見た運転手さんは、

「むっ、、無理っっ　これは無理です　私には運べません」と言い出した。

確かに見るからにジローくんは重症な患者さん。

移送中になにかあったら困っちゃいますもの。

無理ですよね運転手さん、お気持ちワカリマス。

結局救急車で移送され、

市内の急性期病院から救急車でノンストップで移動して45分.....。

45分って遠すぎないですか〜？

しかも、、、道中はすっげー山道！

ハンパない山！　見渡す限り山林。　山、山、山、、、、

人里離れた山林の中で隔離されてるかのごとくすさまじく山奥の病院！

こんな山奥のぽつんと一軒家みたいな病院で

ジローくんが治せるのか？！

ヤバイ、、、これは非常にやばい状況。

回復というよりこれはどうみても隔離やんか〜〜！　

.......とこの時こう思ったものの

後にこの病院で働く人々との出会いが

私たち夫婦にとってかけがえのない人生の宝となるのでした。

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ジローくんが食べられない間は私も食欲がわかなくて、自分１人で食事する気分にもなれず......泣。でもなにも口にしないと私も倒れちゃいますのでスムージーを飲んで栄養補給してましたね〜。手軽に作れて美味しくて、病院に携帯もできてとっても便利でしたよっ！

【花実&ジローの紹介　脳幹出血▶︎第１話】

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　経験した範囲のアドバイスはできるかもです。★