花実&ジロー

ジローくんの脳幹出血発症から歩けるようになるまでのレポートと介護やリハビリに役立ったグッツなどもご紹介いたします!

脳幹出血【第47話】▶︎ 出張先での体調不良

私が1週間の出張で地方から東京に行った時の事です。

いつものように私はジローくんを車に乗せて仕事先に向かい

仕事場近くのホテルでジローくんに待機してもらいました。

 

お仕事3日目の夜

ジローくんが宿泊先のホテルで突然体調の異変を訴えてきたのです。

血尿が大量にでてしまい膀胱付近に痛みもある様子。

ただ事では無いと思い都内のホテルから救急病院を探しました。

 

時間は深夜の2時。

おむつも無いし困ったな〜。(汗

  

インターネットで救急病院を調べて電話をかけ

ジローくんが脳幹出血である事や現在の病状をお話しすると

どの病院も現在ジローくんが診てもらっている主治医の先生からの

紹介状をもらってきてくださいと言う。

 

深夜の2時に急に具合が悪くなって

しかも県外から東京に来ている身で

主治医の先生の紹介状をもらうって普通は無理じゃないですか??

 

私は困り果てて夜が明けるまで待ち

ジローくんが現在定期検診で通っている地元の病院に

早朝に電話をし状況を話すと

「わかりました!すぐに必要な書類を作って

 ジローさんの宿泊されているホテルに

 ファックスを送りますからご安心ください。」と神対応

 

東京で救急病院に電話をかけまくること11件。

すべて受け入れを断られ、かなり絶望的だったのですが

11件目に電話した病院の窓口の方が

「うちでは診察できませんが小さな個人病院のようなところなら

 紹介状が無くても見てもらえるかもしれませんよ。」

と教えてくださったので個人病院をあたる事にしました。

 

そして個人病院の3件目でやっと受け入れ先を見つけました。

私はすぐにジローくんを車に乗せて病院に向かい

入り口まで行くとそこの病院の看護師さんが

玄関口まで迎えに出てきてくださり

ジローくんの移動に手を貸してくださいました。

 

受付で「どんな状況ですか?用紙に症状を記入してください」と

看護師さんが私におっしゃったその時

診察室からお医者さまが出てきて

「用紙は書かなくていいですよ。すぐに中にお入りください。

 直接私がお話を聞きましょう。」

といってすぐに診察してくださったのです。

 

お医者さまは65歳くらいの紳士的な方で

丁寧に病状のお話を聞いてくださり

検査後、細菌からの血尿だという診断で

「地元の主治医の先生にお手紙を書いておきますから

 安心して気をつけてご自宅までお帰りくださいね。」

と言ってくださいました。

 

私は先生に

「夜中から10件以上も病院に電話をしましたが

 どの病院にも受け入れを断られました。

 そんな中でこの病院だけが快く主人を引き受けてくださって

 心から感謝します!ありがとうございました!!」

と深々頭を下げて病院を後にしました。

 

のちに偶然見つけた医療雑誌の特集記事に

この時の先生が出ていて

この方は東京医科大学の名誉教授で

数々の実績をお持ちのすごい先生でいらっしゃる事がわかったのです。

 

記事のコメントには

大きな病院ではひとりひとりの患者さんと向き合う事がなかなか難しかった。

開業して私は患者さんとしっかり向き合い

患者さんの声をしっかり受け止めた診察をしていきたい。

と書かれていました。

 

まさにこのコメントの通りに実践されている先生。

" 助けていただいたこの時の恩は忘れません。本当にありがとうございました! "

 

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【花実&ジローの紹介 脳幹出血▶︎第1話】

https://873873.hateblo.jp/entry/2019/04/08/100213

 

★脳幹出血のご家族がいてお悩みの方がいらっしゃったら

 uedahanami@gmail.com  までご連絡くださいね。

 経験した範囲のアドバイスはできるかもです。★