脳幹出血【第12話】▶︎ 嚥下障害　ー食堂の日替わりランチー

前回、嚥下障害についてこのブログに書かせていただきましたが

嚥下障害については食べられなかった期間がとっても長かったため

数々のエピソードがあります。

今回は嚥下障害ストーリー第２弾です。

ジローくんに　’’食べたい’’　という意欲が戻ったものの

嚥下機能がまだまだ合格水準に達しなかった為

しばらく食べる事ができませんでした。

その食べられない期間、わたしたち夫婦は

午前１１時になると入院病棟１階にある食堂前に車椅子で出かけて行き

毎日、日替わりメニューの掲示板を見に行くのが楽しみのひとつでした。

掲示板を覗き込んで今日の日替わりメニューは。。。

親子丼だーー！！と２人で食堂の前で大騒ぎして、

親子丼を食べる事を夢見て

「いつか一緒にこの食堂で親子丼を食べようねっ」

と約束してまた病室に戻ります。

そんなある日、その会話を聞いていた

お料理をつくっている食堂のおばちゃんが

私たち２人の前にトコトコ歩いてきて、、

「食べられるようになったら食べたいものをオーダーしてね。

　なんでも作ってあげるからね、待ってるからね。」と言ってくださったのです。

声をかけてもらったジローくんは

子供のようにベソをかいて、、「はいっ！はいっ！はいっ！」と

何回も嬉しそうにうなずきました。

そしてグラフィックデザイナーであるジローくんは

お仕事に復帰できたらおばちゃんの食堂の看板を

自分がデザインをして作って

それを持って食堂にご飯を食べにいくぞ！と目標を掲げました。

その食堂の入り口には看板が無かったのです。

この目標は今もまだ実現できていないのですが、、

いつかきっと、きっと、、実現できるよね！　ジローくん。

その日が来たら２人でジローくんがデザインした看板を持って

おばちゃんのつくる日替わりランチを食べに行こうね！

👇花実のコレいいね商品👇

ジローくんがほとんど寝たきりだった期間に重宝した脚のマッサージ器です。体の筋肉は動かさないと硬くなってしまいますのでなるべくほぐしてあげるのが得策ですがこういった機器も無く、家族が自力でやろうとすると家族の疲労で続かなくなります。毎日マッサージを続けてあげる為にこういった機器に頼るのもいいとおもいます。